ディレクトリのセキュリティ ふるいむかし
(Microsoft ダウンロードページ)要するにファイルシステムに対するセキュリティ設定ですが、
Microsoft 的に言うと 「NTFS アクセス許可を変更する方法」 になります

上記タブは Windows2000 では普通に表示可能なのですが、
Windows XP PRO では、以下の設定を行わないとセキュリティタブが表示されません

さらに、Windows XP HOME では、この GUI そのものが仕様として存在しないので
コマンドラインから実行する cacls.exe を使用する事になります
ファイルのアクセス制御リスト(ACL) を表示または変更します。
CACLS ファイル名 [/T] [/E] [/C] [/G ユーザー名:アクセス権] [/R ユーザー名 [...
[/P ユーザー名:アクセス権 [... [/D ユーザー名 [...
ファイル名 ACL を表示します。
/T 現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリにある
指定されたファイルの ACL を変更します。
/E ACL を置き換えずに、ACL を編集します。
/C アクセス拒否エラーを無視して、ACL の変更を続行します。
/G ユーザー:アクセス権
指定されたユーザーにアクセス権を与えます。
アクセス権: R 読み取り
W 書き込み
C 変更 (書き込み)
F フル コントロール
/R ユーザー名 指定されたユーザーのアクセス権を失効させます。
(/E オプションと共に使用)。
/P ユーザー名:アクセス権
指定されたユーザーのアクセス権を置き換えます。
アクセス権: N なし
W 書き込み
R 読み取り
C 変更 (書き込み)
F フル コントロール
/D ユーザー名 指定されたユーザーのアクセスを拒否します。
複数のファイルを指定するには、ワイルドカードを使用できます。
複数のユーザーを指定できます。
ただ、この cacls.exe は、ヘタに使用すると自分自身がアクセス
できないディレクトリできてしまうので注意して下さい
Windows XP HOME ですと、GUI が無いので元に戻すには cacls.exe を
使用する必要があります
以下、指定ユーザの権限削除
cacls 対象ディレクトリ /E /R ユーザ名
しかし、少なくとも Windows2000 でこのコマンドは追加等がうまく動かないので、
xcacls を使用したほうがいいのですが、これは cacls より危険なので注意して使用する必要があります。
( 以前の権限を簡単に書き換えてしまう )
コマンドラインとしては、常に /E を入れるようにして下さい。
以下一覧の表示
C:\TEMP>cscript XCACLS.vbs ntfs_test
Microsoft (R) Windows Script Host Version 5.6
Copyright (C) Microsoft Corporation 1996-2001. All rights reserved.
Starting XCACLS.VBS (Version: 5.2) Script at 2006/11/22 14:53:47
Startup directory:
"C:\TEMP"
Arguments Used:
Filename = "ntfs_test"
**************************************************************************
Directory: C:\TEMP\ntfs_test
Permissions:
Type Username Permissions Inheritance
Allowed STD0-024\Administrator Read and Execute This Folder, Subfolde
Allowed \Everyone Read and Execute This Folder, Subfolde
Allowed STD0-024\lightbox Read and Execute This Folder, Subfolde
No Auditing set
Owner: BUILTIN\Administrators
**************************************************************************
Operation Complete
Elapsed Time: 4.417969 seconds.
Ending Script at 2006/11/22 14:53:52
以下は、権限リストから指定ユーザの削除です
cscript XCACLS.vbs ディレクトリ /E /R ユーザ名
以下のようにすると全て削除されてしまいます
( everyone が存在しなくても )
cscript XCACLS.vbs ntfs_test /R everyone
追加は以下のようにします
cscript XCACLS.vbs ntfs_test /E /P everyone:F
F フル コントロール
M 変更
X 読み取りと実行
R 読み取り
W 書き込み
結論として、Windows XP HOME では、XCACLS.vbs を使用するしかありません。